あなたは名簿の苗字と名前、住所の郵便番号と都道府県と市町村など、別々のセルの文字を1つにつなげたいと思ったことはありませんか?
名簿を管理するときには、都道府県だけ分かれていた方が、県別管理がしやすいです。でも郵送物を一斉に印刷する場合などは、都道府県と市町村がつながっていた方が便利だったりします。
名簿以外にも、商品リストのIDと品名、品番など、別れたセルの文字(テキスト)を1つにまとめたい場面はあると思います。
そんなとき、エクセルで数式を使えば、簡単に複数セルのテキスト結合ができます。
今回は「エクセルで別のセルの文字をつなげる方法(CONCAT TEXTJOIN関数)」を紹介します。
エクセルで別のセルの文字をつなげる方法
エクセルで別のセルの文字をつなげる方法です。
下の画像のリストでA列の姓と、B列の名をつなげたものを、C列に表示する場合です。
アンパサンド記号 (&) を使う方法
1.C列に「=A2&B2」と入力する
C列に「=A2&B2」と入力します。
2.これで表示されました。
「&」でつなぐのは、直感的にわかりやすいですよね。
CONCAT関数を使う方法
1.「fx」をクリック → 「CONCAT」を入力 → 「検索開始」をクリック → 「CONCAT」をクリック → 「OK」をクリック
2.テキスト1に「A2」、テキスト2に「B2」を入力 → 「OK」をクリック
つなぎたいセル番地を入力します。
3つ以上つなぎたい場合は、テキスト3にセル番地を入力すると、テキスト4の入力欄が表示されるので、それぞれ入力していきます。
セル番地はキーボードで入力しても、マウスでつなぎたいセルをクリックしてもOKです。
3.これで表示されました
■下の画像の様に、複数のセルをつなぎたい場合
テキスト1でセルの範囲を指定すれば、1つ1つセルを選択する必要がありません。
でもよく見ると、文字が全部つながってしまって、読みづらいですよね。
スペースを入れて読みやすくしたいです。
そんなときは次の「TEXTJOIN」関数が使えます。
TEXTJOIN関数を使う方法
TEXTJOIN関数を使う方法です。
1.「fx」をクリック → 「TEXTJOIN」を入力 →「検索開始」をクリック →「TEXTJOIN」をクリック →「OK」をクリック
CONCAT関数を検索したときと同様の方法で、TEXTJOIN関数を選択します。
2.区切り文字に「 」(スペース)を入力 → テキスト1に「セルの範囲」を入力 →「OKをクリック」
画像では、「” ”」となっていますが、スペースだけ入力すれば、自動で「”」マークを付けてくれます。
スペース以外の「/」や「_」で区切るのもできます。
3.つなげたセルの間にスペースが入った状態で表示された
これで読みやすくなりました。
まとめ
エクセルで別のセルの文字をつなげる方法(CONCAT TEXTJOIN関数)のまとめです。
1.アンパサンド記号 (&) を使う方法
少ないセルをつなげるだけなら、これでもOK。
2.CONCAT関数を使う方法
つなぐセルが複数あるなら、こちらの方が便利。
3.TEXTJOIN関数を使う方法
たくさんつないで、間にスペースやスラッシュなどを入れたい場合は、こちらが便利。
セルの文字も簡単につないで、省エネ化していきましょう!
反対にセルの文字を分割する場合はどうすればいいのか?気になりませんか?
セル分割の方法は下のリンク先で紹介していますので、どうぞご覧ください。
名簿の名前や住所が1つにまとまったら、次は印刷や商品の発送を外部業者に依頼するときなどに、印刷崎の名簿のチェックしたところだけを抽出すると思います。
名簿の抽出が結構面倒で、名簿にチェックしたところだけ抽出できたら便利ですよね。
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