あなたはエクセルの特定のセルの文字をコピペするのが面倒だと思ったことはありませんか?
帳票類をエクセルで作っていると、特定のセル内の文字列を使いまわしたいときがありますよね。
例えば伝票番号だと、見積書、納品書、請求書、報告書・・・等、色々使いまわします。
セルの文字列をコピーするとき、「F2キー」を押して、セル内の文字列を全選択して、ctrl+「c」でコピーすることが多いと思いますが、3つも操作するのは面倒ですよね?
これをエクセルのマクロなら、ボタン一つで特定のセルの文字列をコピーできます。
コピーできれば、後はctrl+「v」で貼り付けできるので、他のExcelシートやWord、ファイル名、別のアプリにも貼り付け自由です。
今回は「エクセルのマクロで特定のセルの文字列をコピーするボタンを作る方法」を紹介します。
エクセルのマクロで特定のセルの文字列をコピーするボタンを作る方法
エクセルのマクロで特定のセルの文字列をコピーするボタンを作る方法です。
下の画像の様に、B2セルの文書番号をコピーしたい場合を例に紹介します。
マクロを作るときは、「開発」タブを使います。
開発タブが出ていない方は、下のリンクで出し方を紹介していますので、まずは準備をお願いします。
→エクセルで開発タブを表示する方法
1.「開発」タブをクリック →「挿入」をクリック →「ボタン」をクリック
2.「新規作成」をクリック
3.コード入力画面が開く
4.コードを入力
コードを入力します。
アクティブなシートのB2セルの文字列を、クリップボードにコピーする、という意味です。
赤枠部のコードです。
' アクティブなシートのB2セルの値を取得
Dim textToCopy As String
textToCopy = ActiveSheet.Range("B2").Value
' クリップボードにコピー
With CreateObject("New:{1C3B4210-F441-11CE-B9EA-00AA006B1A69}")
.SetText textToCopy
.PutInClipboard
End With
コードを入力したら、コードの入力画面を閉じて下さい。
5.ボタンができた →ボタンをクリック
ボタンができました。
ボタンをクリックします。
6.別のセルでctrl+「v」で貼り付けしてみる
D2セルで貼り付けしたら、貼り付けできました。
こんな感じで、コピーはボタンを押すだけです。
ワード、エクセル、パワポ、ファイル名の変換など、色々な場面に使えます。
まとめ
エクセルのマクロで特定のセルの文字列をコピーするボタンを作る方法のまとめです。
1.「開発」タブをクリック →「挿入」をクリック →「ボタン」をクリック
2.新規作成をクリック
3.コードを入れる画面が出る
4.コードを入力
5.ボタンができた →ボタンをクリック
6.セルの文字列がコピーされ、別のセルなどに貼り付けできた
これで特定セルの文字列コピーはボタン1回押せばできて、時短になりますね!
同じところをコピーするだけでなく、同じところを消したいときもありますよね?
下のリンク先で紹介していますので、活用してみて下さい。
→エクセルで毎回同じところを消すマクロボタンを作る方法