iPadが2026年6月26日に値上げされました。
これから買おうと思っていた人には、かなり痛いニュースだったのではないでしょうか。
何せ58,800円で買えていたiPadが、74,800円となり、16,000円も値上げされたのですから。
元の価格の約1.27倍になり、この価格アップは衝撃的です。
iPadの値上げはこれまでも何回か(毎年?)行われてきました。
2022年:円安によるもの
2023~2024年:半導体不足+原材料値上げ+物流コスト上昇
2024~2025年:スペックアップによるもの
このように理由は様々ありました。
このiPad値上げは、これまでと違ってかなり構造的です。
今回は「【2026年最新】iPad値上げの理由とは?なぜ高くなったのかを分かりやすく解説
」を紹介します。
iPad値上げの理由
理由① メモリ・ストレージ価格の爆上がり
- AIデータセンターの急拡大で半導体争奪戦
- DRAM・NANDの価格が急騰(ほぼ倍近いケースも)
- Appleでも吸収できなくなった
実際にAppleもクックCEOが「メモリ・ストレージ価格の高騰が原因」と明言しています。
理由② AIブームによる“部品の奪い合い”
- NVIDIAなどがメモリを大量確保
- スマホ・PC向けの供給が不足
- 結果 → consumer製品が値上げ
いわゆる「RAMageddon(ラムアゲドン・メモリ危機)」状態
理由③ 円安の影響
- Appleはドル価格ベース
- 円安 → 日本価格に直撃
- 過去の値上げでも同じ構造
これは部品材料価格アップに加えて、日本だけさらに痛い影響です。
1ドル120円→160円になるだけで、約1.3倍の価格になってしまいます。
理由④ Appleがコスト吸収できなくなった
Appleもコスト吸収をどうにかしたい、価格アップを抑えたい、と考えてはいると思います。
MacBook Neoが10万円を切る価格で販売されたことも、その表れです。
ただ、クックCEOも「値上げは避けられない」と発言。
コストが吸収できなくなったのでしょう。
■ iPadの部品構成
iPad(無印クラス)を例に、一般的な構成をざっくり分解すると次のようになります。
ハード構成
- SoC(Aシリーズチップ)
- メモリ(RAM)
- ストレージ(NAND)
- ディスプレイ
- バッテリー
- カメラ
- 通信モジュール(Wi-Fi/5G)
- 筐体(アルミ)
- その他(センサー・基板)
■ 各部品のコスト内訳
※次に、業界の分解レポート・相場ベースの現実的な目安を推定しました。
旧価格:58,800円モデルの内訳イメージ
| 部品 | 割合 | 金額目安 |
|---|---|---|
| SoC(Aチップ) | 20% | 約12,000円 |
| メモリ(RAM) | 8% | 約4,500円 |
| ストレージ(NAND) | 12% | 約7,000円 |
| ディスプレイ | 25% | 約15,000円 |
| バッテリー | 5% | 約3,000円 |
| 通信系 | 5% | 約3,000円 |
| カメラ・センサー | 5% | 約3,000円 |
| 筐体・組立 | 10% | 約6,000円 |
| その他 | 10% | 約5,000円 |
合計:約58,000円前後
■ 今回どこが上がったのか
値上げの主要因は次の2つになります。
① メモリ(RAM)
- 約4,500円 → 約7,000〜9,000円
- +50〜100%レベル
② ストレージ(NAND)
- 約7,000円 → 約10,000〜13,000円
- +40〜80%
合計で +6,000〜10,000円のコスト増です。
■ 残りの値上げは?
残りはこの3つと推定されます。
為替
円安の影響。
2025年12月頃は、156円くらいでしたが、2026年6月26日現在で、161円です。
+3,000〜5,000円
輸送・製造コスト
原油高、人件費他の影響。
+1,000〜2,000円
利益維持
Appleもこの辺りはしっかりしています。
+2,000〜4,000円
■ まとめ
今回のiPad価格アップ+16,000円はこう分解できそうです。
- 部品値上げ(特にメモリ・SSD) → 約60%
- 為替 → 約20%
- その他コスト&利益調整 → 約20%
つまり「ほぼ半導体が原因」
■ 今後どうなる?
ここはかなり重要なポイントです。
- AI需要はまだ拡大中 → メモリ不足継続が予想されます
- iPhoneも値上げ予備軍 →今のところはまだ値上げ発表ありませんが・・・。
- PC・タブレットは今後も高止まり →メモリー、半導体が使われるものは今後も・・・。
2026年のiPad値上げは、単なる価格改定ではありません。
AIブームによる半導体不足、とくにメモリとストレージの価格高騰が原因です。
Appleですらコストを吸収できず、ついに価格転嫁に踏み切りました。
今後も値下がりは期待しにくく、「欲しい時が買い時」になりつつあります。
値上げするのは結構だけど、約8万円なんて出せないので、
1つ前のモデル+整備済み品のiPadを買いましょうか。
これなら5万円くらいだし、1つ前のモデルなら、性能面でも十分使えるし。
Androidタブレットもいいのあるんですよね。
→LAVIE Tab T12N 徹底レビュー

