組織のリーダー持っていなければならない能力はいろいろありますが、その中でも実践的なリーダー持つ6つの能力について紹介します。
この6つの能力を磨いて、実践的リーダーに近づいていきましょう。
良い方向性を作る能力
業務を遂行する能力に長けていても、方向を間違うと間違った方向に突き進んでいきます。
良い方向、正しい方向に向かうために、良い方向性を作る能力が必要です。
現実を直視する能力
現実を直視せず、思い込みだけで突き進んでしまうと失敗します。
自分や自分たちの判断の間違いを認められずにいると、方向転換するのが遅れて、失敗してしまいます。
私利私欲の考え方や、恥をかくのを恐れたり、見栄っ張りな性格が行き過ぎると、判断を誤り失敗します。
現実を直視する能力が必要です。
場を作る能力
物事や状況は常に変化しています。
人と人の関係、物と物の関係、時間、相手企業、自社と社会、日本と世界など。
それらの関係性を把握して、亀裂が入りそうなところを補強したり、伸びているところ、伸びそうなところを後押ししたり、関係者同士を引き合わせたり、そういった場を適切に作る能力が必要です。
直観をストーリーで伝える能力
優秀な人は直観で今後の結果を予測する能力に長けています。
これをストーリーで伝えることが大事です。
優秀な人の直観は、決して当てずっぽうではなく、その人が生きてきた人生・知識・経験・現状を取り巻く状況・今後の変化など様々な知見が意識的・無意識的に統合されて発現します。
ですが、これらはその途中経過を無しに結果だけ伝えられても、周りの人には当然理解できるはずがなく、説明が必要になります。
リーダーと同様の知見があれば理解できますが、全員がその知見を持ち合わせているというのは、現実的には考えにくいです。
だから、これを他者に理解されるように、ストーリーにして伝える能力が必要です。
ストーリーを実現する能力
優れたストーリーも実現されなければ、何も変わりません。
絵にかいた餅というやつです。
実現のためには、自分でやったり、周りの人の協力を仰いだり、コストを負担したり、何かを行うには実行がつきものです。
それが小さなことであってもです。
ストーリーを実現する能力が必要です。
実践的組織を作る能力
自分一人で全ての人に都度・直接指示を出すことはできません。
それは非効率すぎますし、時間がいくらあっても足りません。
すべての人に指示が行きわたるまでに時間がかかりすぎ、指示を出すころには状況が変わっていることもあり得ます。
だから個々人がそれぞれに動き、判断して物事を進めてもらうことが必要です。
自分がそこにいなくても、自分と同様の行動基準、判断基準で実行してもらうことが大事です。
リーダーは、細かい指示や判断をいちいち求められずに実行できるよう、人を信用し、任せられるような実践的組織を作ることが必要です。
まとめ
以上、実践的なリーダーに必要な6つの能力でした。
まとめると、リーダーは、正しい方向に向かって、物事を正しく判断し、皆と話しをし、今後の見通しを伝え、実行して、組織を作っていく、ということです。
この6つの能力を磨き、リーダーとして活躍していきましょう。
日々成長!