あなたはタスクやプロダクトの管理を、完了日から逆算して、いつ準備を始めたらいいか、いつ資料を集めたらいいかを、スケジュールに落とすのが面倒だと思ったことはありませんか?
1つのプロダクトが完成まで4か月かかるとして、20日に1個ずつプロダクトを繰り返し仕上げていくためには、いつから準備を始めなければならないのか?材料はいつまでにそろっている必要があるのか?
プロダクトの数が少なければ手作業でもいいですが、増えてくると面倒ですよね。
エクセルの式を使えば簡単に、自動でできます。
今回は「エクセルで完了日から逆算してスケジュール表を自動で作る方法」を紹介します。
エクセルで完了日から逆算してスケジュール表を自動で作る方法
エクセルで完了日から逆算してスケジュール表を自動で作る方法です。
今回は、1つのプロダクトを作るのに4か月かかるとして、20日に1個ずつプロダクトを繰り返し仕上げていく場合を例に紹介します。
①依頼日 → ②材料1入荷日 → ③材料2入荷日 → ④完了日 として流れていくプロダクトを、15個順番に作るとします。
①依頼日、②材料1入荷日、③材料2入荷日の間はそれぞれ30日、④材料2入荷日と完了日はの間は60日の期間が必要とします。
最初の表です。
1.基準になる日を入力
ここではB2セルのプロダクト1の完了日を基準にしました。
2.「C2」セルに「=B2-60」を入力 → 「D2」セルに「=C2-30」を入力 → 「E2」セルに「=D2-30」を入力
基準日を起点に、逆算して日付を引き算していきます。
日付の引き算は「-60」のようにすればOKです。
これでプロダクトID1の予定が入りました。
3.「B3」セルに「=B2+20」を入力
縦方向にも日付を入れていきます。
プロダクト1の次は20日後にプロダクト2が完了するので、B3セルに「=B2+20」を入れています。
4.B2セルの右下にマウスカーソルを合わせ、「+」マークが出たらダブルクリック
準備ができたらオートフィルで数式を一気にコピペします。
これでB3セル~B16セルまで、20日ずつズレた日付が入りました。
5.C2~E2セルまでを選択 → マウスカーソルをE2セルの右下に合わせ、「+」マークが出たらダブルクリック
C~E列も同様にオートフィルでコピペ。
C2セル~E16セルに、横方向に30日ずつズレた日付が入りました。
6.日付を確認
縦方向に+20日、横方向は-60日、-30日ずれていればOKです。
これで15プロダクト分の予定が入りました。
後はこの日程に合わせて、依頼をしていくだけです。
プロダクト1のB2セルの日付を変えれば、他の数字が全部変わるので、別のタスクやプロダクトに変わっても使えます。
まとめ
エクセルで完了日から逆算してスケジュール表を作る方法のまとめです。
1.基準になる日を入力
2.基準になる日から「+20」「-30」など、日付を足し算・引き算する式を入力
3.オートフィルで表全体にコピペ
これでスケジュールを逆算して組むことが簡単にできました。
面倒な手作業とはオサラバです。
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