「そろえる」だけでシンプルに見やすいパワーポイント資料を作る方法

パワーポイント

パワーポイント資料を作ったら上司に見せて、チェックを受けて、また作り直してチェックを受けて・・・何度も何度も・・・ということはよくありますよね?

その上司の指摘の中に、細か~いことありませんでしたか?

文字の大きさとか、色とか・・・。

これは例えて言うと、あなたがどこかに嫁いだ奥様だとして、自宅の和室の掃除が終わった後に、義母が障子の枠を指でなぞって「まだ埃が残ってる!」って指摘されるのと同じような感覚だと思っています。「そこはやってないよ!床とか棚の上とかはきれいなんだから、その細かいところはいいでしょ!」という感じですよね?

パワポ資料のチェックも同じで、チェックを受ける側からすると「わかってるよ!最後に直すよ!もう細かいのはいいから内容を見てよ!」という感じです。あなたもそう思ったことがありますよね?

でも資料を見てる側からすると、チェックの段階にもよりますが、気になるんですよね。細かいところが。

実はこれは上司だけでなく、プレゼン相手も同じなんですね。

だから細かい指摘でうざったいかもしれませんが、改善していけばプレゼン相手にとっても、より見やすいものになっていきます。というか、細かいところがダメなままお客さんにプレゼンすると、相手はその段階で「こいつ使えね~」って思います。せっかく作るのだから、ちゃんと相手に良い印象で伝わるものを作りたいですよね!

シンプルで見やすいパワーポイント資料を作るには、ある共通点を意識することです。

それは「そろえる」ことです。

それでは何をそろえれば、伝わる資料になるのか?を順番に紹介します。

これを実践すれば、上司から細かい指摘を受けないだけでなく、プレゼン相手にも好印象、高評価を頂ける資料に近づきますので、ぜひやってみて下さい!

文字の大きさをそろえる

1つのプレゼン資料の中での文字の大きさをそろえることで、見やすいものになります。

例えば、スライドのページが変わる度にタイトルの文字の大きさが違っていると違和感を感じ、見づらいものです。本文や図の説明文なども同じです。

タイトル、小見出し、本文、図の説明文など、文字の大きさは1つのプレゼン資料の中でそろえることで、見やすくなります。

フォントをそろえる

1つのプレゼン資料の中のフォントをそろえることで、見やすいものになります。

例えば、スライドの表紙のタイトル・氏名・日付のフォントがそろってないと、見づらいです。次のページからも、ページをめくる度にフォントが変わると違和感でしかありません。

スライドの中身の資料でも同じです。意図的にタイトルと本文のフォントを変えることで、見やすくする方法もありますが、上級者向けになりますので、基本は全部のフォントをそろえることです。

文字の太さをそろえる

1つのプレゼン資料の中の文字の太さをそろえることで、見やすいものになります。

1ページ目のタイトルが太字なら、2ページ目以降のタイトルも全部太字にします。2ページ目だけ細字になっているのはいけません。本文についても、1ページ目の本文が太字なら、全ページ太字にします。

こうやって太さをそろえるだけで見やすくなります。

位置・間隔・段落をそろえる

1ページの中にある文字や図形の位置・間隔・段落をそろえることで、見やすいものになります。

例えば、図を比較のために2つ並べる場合、2つの図の左右の余白の間隔や、上下の高さ、図のサイズをそろえることで違和感ないスライドになります。3つ並ぶ場合は図と図の間隔もそろえます。

箇条書き文章の場合、左側のラインをそろえます。箇条書きが3つ以上並ぶ場合は、それぞれの行間のスペースをそろえます。

2つ以上の文字や図がある場合は、それぞれの位置・間隔・段落をそろえることで見やすくなります。

属性をそろえる

プレゼン資料の中の文字や図には、それぞれ意味を持たせます。例えばアピールポイント、価格、性能などです。各ページでその属性をそろえることで、見やすいものになります。

例えば、複数の取扱商品の紹介をするときに、ページによって紹介する内容が、違っていると見づらいです。最初のページの商品Aの紹介では、アピールポイント、メリット、デメリットの記載がされていたのに、次のページの商品Bでは性能と価格の記載がされ、その次のページの商品Cではメリットと性能の記載がされていると、見ている側は戸惑います。「商品Bのメリットは???」とか「商品Aと商品Cの価格は???」とか「商品Cのデメリットは???」となります。

各ページで属性をそろえることで見やすくなります。

フォーマットをそろえる

タイトル、写真、図、図の説明文の配置などの資料内のフォーマットをそろえることで、見やすいものになります。

例えば商品紹介をするのに、先ほどの属性が書かれている場所がページごとに違うと見づらいです。見ている側は、脳内でいちいちそれぞれの情報をつなぎ合わせなければならないからです。配置がそろっていると無意識で属性情報は理解してもらえますので、プレゼン内容に集中して頂けます。

タイトル、写真、図、説明文の位置は、そろえることで見やすくなります。

ナンバリングをそろえる

タイトル、小見出しに番号を付けるナンバリングをそろえることで、見やすいものになります。

例えば、ページをめくる度に、タイトル欄に1-1、1-2・・・と進んでいたのに、5ページ目で1-⑤とか1-(5)になるのは変です。番号のつけ方はそろえた方が見やすいです。

ナンバリングをそろえることで見やすくなります。

色をそろえる

スライド全体で色の使い方をそろえることで、見やすいものになります。

タイトルの文字は黒、本文は黒、強調は赤、補助の説明は青など、3色程度で色をそろえると見やすいです。ページによって、強調する色が赤だったり、黄色だったりするのは違和感の元です。

色をそろえることで見やすくなります。

図形をそろえる

図に対する説明文や吹き出しなど、図形をそろえることで、見やすいものになります。

あるページでは黄色い吹き出しで重要ポイントを表現したのに、次のページでは白い四角の中に赤文字で表現するなど、ページによって違うと見づらいです。

図形をそろえることで見やすくなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

シンプルで見やすいパワーポイント資料の作り方のまとめになります。

1.文字の大きさをそろえる

2.フォントをそろえる

3.文字の太さをそろえる

4.位置・間隔・段落をそろえる

5.属性をそろえる

6.フォーマットをそろえる

7.ナンバリングをそろえる

8.色をそろえる

9.図形をそろえる

ここでご紹介したのは「そろえる」というシンプルなことなのですが、それだけで見やすい資料になります。

細かい部分ですが、意識してそろえることで、見やすい資料になります。

あなたの次のプレゼンがうまくいくことを願っています。

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