あなたはプレゼンや仕事を教えるときなど、相手に説明が上手にできなくて悩んだことはありませんか?
話すのが苦手な人は、説明上手な人に憧れますよね。
「自分は話すのが苦手だから・・・」とか「頭が悪いから・・・」とか、あきらめることはありません。
わかりやすく説明するには、ちゃんとコツがあります。
それは図解で説明することです。
図は言葉を補ってくれます。
口で説明しなくても、見たら相手がわかってくれます。
だから話すのが苦手でも大丈夫。
図解の力を使ってわかりやすい説明をしていきましょう!
それでは、どんな図解を使うと相手に伝わりやすいのか?
わかりやすい説明で使う図解 16選を紹介します。
矢印
何かを説明するときの基本の図です。
説明するときの方向や流れ、力の強さ、物事の関係などを簡潔に表現できます。
矢印の向きや長さ、太さ、色などで違いを表現していく、一番使う図になります。
点線で未来を表すなどもできます。
順番
順番をわかりやすくします。
単純に物事の流れを順番に並べるときに使います。
順番は、優先順位だったり、時間(時系列)だったりします。
本の目次も書いてある順番です。
起承転結や序論・本論・結論も順番です。
プロセスを表すときにも使えます。
割合
割合をわかりやすくします。
売上や利益を構成する割合だったり、食品の栄養素の割合だったりします。
重要なものが何なのか?何が大部分を占めているのか?がわかりやすくなります。
ピラミッド
階層構造をわかりやすくします。
何らかの組織や概念で上位と下位があり、それぞれに属する人や物の数が下位に行くほど大きくなることを表すときに使います。
組織図や概念図でよく見られます。
向きを逆にした、逆ピラミッドもあります。
お客様が見込みから売り上げに至るまでの比率を表すときにも使われます。
ツリー
階層構造をわかりやすくします。
上位と下位の概念や、グループ・構造をわかりやすくするときに使います。
身近なところでは、本の目次や、パソコンのフォルダ構成もツリー構造です。
組織図を表すときにもよく使います。
グループ分け
同じ仲間をわかりやすくします。
学問的には、ベン図と言います。
立場や概念のレベルは同等で、何らかの基準によって人や物を分けるときに使います。
例えば、人なら年齢別、所属組織別、役職別、地域別、業種別などです。
物ならサイズ別、価格別、色別、重量別などです。
グループの内容によっては、2つや3つのグループに属するものも表現できます。
大きなものの中に小さなものが含まれる集合を表す場合にも使います。
例えば、A:果物 B:りんご だとして、B:りんごは、A:果物に含まれる、の意味合いです。
組合せ
メリットとデメリットをわかりやすくします。
X軸とY軸に条件を変えた項目を入れて、それぞれの組合せを比較するときに使います。
XとYのどの組合せの時が一番効果が高いのか?がわかりやすく比較できます。
実際には下のように複数の条件や、比較したい効果などが列記された使い方になります。
身近なところでは、スマホを始めとした通信会社の比較など、スペックの比較をするときに見る機会が多いです。
フローチャート
複雑な分岐と結果をわかりやすくします。
自分が何かを進める上で、判断の分岐点はどこか、その結果次に発生する分岐点はどこかを検討するときに使います。
先々どの段階で何をしていくのが最善なのかをわかりやすくまとめられます。
ガントチャート
同時並行で進むものをわかりやすくします。
仕事でも勉強でもスポーツでも、色々と同時並行で進めていくことがあります。
それぞれの人や工程がどの段階で何ができていなければならないのか?を把握しやすくなります。
ネットワーク
つながりをわかりやすくします。
一目見て、何と何がつながっているのか?を把握できます。
線の太さを太くすると関係性が深いことを表現できたり、矢印を付けると方向性も表現できる図です。
シンボル
一目で何を表すのかをわかりやすくします。
言葉で表現すると漢字の羅列になってしまったり、文章になってしまうものがあります。
アイコンのような単純なシンボルで表すことで、把握しやすくなります。
2軸のマトリクス
2つの基準に対し、それぞれの度合いが高いか低いかを一目で把握できるようにします。
比べたいものがその要素をどれくらい含んでいるのかを大まかに判断するときに便利です。
丸の大きさを変えることで、市場規模を表現したりもできます。
滝グラフ
あるものについて、何がプラスで何がマイナスだったのかが一目でわかります。
売上高や利益額などを表すときに使われることが多いです。
会社の決算説明資料でもよく見る図です。
ピクトグラム
意味するものの形を使って、その意味や概念を伝える方法です。
道路標識やトイレのマークなど、街中でもよく使われています。
非常口や禁煙などは、よく見ますよね。
言語の違う外国人が見ても一目で意味がわかるような表現方法で、絵一つで伝わる優秀な表現方法です。
アイコン
ピクトグラムと似ています。こちらも意味するものの特徴を簡単なアイコン(イラスト)にして、
機能やメッセージを伝えます。
下のような簡単なイラストでも何を意味するのかイメージしやすいですよね。
文章だけでは伝わりづらい、微妙なニュアンスを伝えるときにも役立ちます。
意味のある色付きの「○」
ただの○でも色を付けるだけで、意味を持たせられます。
相手と共有できれば、それは意味のあるメッセージになります。
ただの丸は仕事、塗りつぶしはプライベートと区別してもわかりやすいし、○以外の△や□でも意味を表現できるので、かなりの種類を図形だけで表現できます。
誰かに説明するとき以外にも、手帳やカレンダーなど記入スペースが限られている場所で使うときにも効果を発揮します。
まとめ
頭のいい人がわかりやすい説明で使う図解 16選のまとめです。
頭がいい人は説明が上手です。
言語だけでは理解が難しいことでも、図を使った視覚でも聞き手の理解を助けてくれます。
効果的に図解を使い、わかりやすく説明できるようになって、あなたも頭がいい人の仲間入りしましょう!
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