エクセルを使っていると、いきなり「#VALUE!」や「#NAME?」などのエラーが出て戸惑ったことはありませんか？
ちゃんと関数を入れたはずなのに、エラーが出ると焦りますよね？
でも大丈夫！エラーにはちゃんとした理由があり、それを直せばまたスムーズに作業が進められます。
今回は、「エクセルの代表的なエラーの意味と解決する方法」を紹介します！
次の代表的な8つのエラーについて、それぞれ解説していきます。
#VALUE!
#NAME?
#####
#DIV/0!
#REF!
#NULL!
#N/A
#NUM!
#VALUE!
意味：計算に使えないデータ型があるときに出ます。
例えば、文字列を足し算しようとするとこのエラーになります。
対処法：
・入力した値を確認しましょう。数字以外の値が含まれていないか確認してください。
・数式を確認し、適切なデータ型を使っているか見直します。
例：文字列を足し算しようとしている例
#NAME?
意味：関数名や範囲名が正しくない場合に出ます。
スペルミスや、未定義の名前を参照していることが原因です。
対処法：
・関数や範囲名が正しいか確認しましょう
（例：「=SUM(A1:A10)」が、「=SAM(A1:A10)」になっていないか）。
SUMの「U」が「A」になっている等。
・範囲名を使っている場合、その定義を確認してください。
例：SUMがSAMになっている例
#＃＃＃＃
意味：列幅が狭すぎて結果が表示できません。
対処法：
・列幅を広げます。列の右端をダブルクリックすると自動調整されます。
やり方はこちらで紹介しています。
→エクセルでセル幅を自動で揃える方法
例：列幅が狭すぎる例
#DIV/0!
意味：ゼロまたは空白セルで割り算をしようとすると出ます。
対処法：
・割る数がゼロになっていないか確認します。
・=IF(B1=0, "エラー", A1/B1)のように、ゼロを回避する数式を工夫しましょう。
例：ゼロで割り算しようとしてしまっている例
#REF!
意味：参照しているセルや範囲が無効になったときに出ます
たとえば、削除されたセルを参照している場合です。
対処法：
・削除されたセルを復元するか、数式を修正して正しい参照を指定します。
例：参照している行を間違えて削除してしまった例
#NULL!
意味：演算子（スペース）を使ったとき、交差するセル範囲がない場合に出ます。
対処法：
・セル範囲の指定を確認し、間違った演算子（スペース）を修正してください。
通常はコロンやカンマを使います（例：=SUM(A1:B10)）。
例：コロンが抜けてスペースを入れてしまった例
#N/A
意味：検索値が見つからないときに出ます。VLOOKUPやMATCH関数でよく見られます。
対処法：
・検索値が正しいか確認します。
・範囲の設定や並び順が適切か見直してください。
VLOOKUP関数の使い方は、下のリンク先でも紹介しています。
→エクセルでお客様番号を入れたら社名や住所などを自動表示する方法 VLOOKUP関数
例：VLOOKUPの検索値が間違っている例
#NUM!
意味：数値計算に問題があるときに出ます。
例えば、無限大や非常に大きな数値を扱おうとした場合です。
対処法：
・入力値を確認します。数値の範囲が適切か確認してください。
・使用している関数に問題がないか確認しましょう。
例：標準偏差を求めるつもりが、負の平方根を出そうとしてしまっている例
まとめ
エラーが出ると焦りますが、まずは冷静に原因を探ることが大切です！
これらの解決方法を参考に、エクセルを快適に使いこなしてくださいね。
#VALUE!
#NAME?
#####
#DIV/0!
#REF!
#NULL!
#N/A
#NUM!
これで、このエラーが出ても大丈夫ですね！
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