あなたは伝票などをPDF化するのに、印刷してからファイル名を変更するのが面倒だと思ったことはありませんか?
見積書や請求書など、ある程度決まった書類をPDF化するときファイル名を付けるのを自動化できたら楽ですよね。
エクセルに入っているセルの文字が、そのままファイル名になったらいいですよね。
エクセルVBAを使えば、こうしたちょっとした手間も省けるようになります。
今回は「エクセルでセルの文字をファイル名にしてPDF印刷するマクロを作る方法」を紹介します。
エクセルでセルの文字をファイル名にしてPDF印刷するマクロを作る方法
エクセルでセルの文字をファイル名にしてPDF印刷するマクロを作る方法です。
マクロを作るときは、「開発」タブを使います。
開発タブが出ていない方は、下のリンクで出し方を紹介していますので、まずは準備をお願いします。
→エクセルで開発タブを表示する方法
今回は下のような請求書を、伝票NO12345678を使って、PDF印刷し、ファイル名が「12345678 請求書」に自動でなる方法を例に紹介します。

1.「開発」タブをクリック →「挿入」をクリック →「ボタン」をクリック

2.「新規作成」をクリック

3.コード入力画面が開く

4.コードを入力
コードを入力します。
選択した範囲を、「G2セル 請求書」のファイル名で、デスクトップに、PDFで印刷・保存する、という意味です。

赤枠部のコードです。
Dim Filename As String
Dim Path As String
Dim rng As Range
Set rng = Selection ' 範囲を取得
' ファイル名を指定
Filename = Range("G2").Value & " 請求書.pdf"
' ファイルの保存先を指定
Path = Environ("USERPROFILE") & "\Desktop\" & Filename
' PDFとして保存し、印刷する
rng.ExportAsFixedFormat _
Type:=xlTypePDF, _
Filename:=Path, _
Quality:=xlQualityStandard, IncludeDocProperties:=True, IgnorePrintAreas:=False, _
OpenAfterPublish:=True
Set rng = Nothing ' 範囲オブジェクトを解放
コードを入力したら、コードの入力画面を閉じて下さい。
5.ボタンができた
ボタンができました。

6.印刷したい範囲を選択 →ボタンをクリック
印刷したい範囲を選択して、ボタンをクリックします。

7.ファイル名を自動変更したPDFが保存された
PDFファイルが開いて、デスクトップにもPDFファイルができました。
ファイル名も「伝票NO+請求書」の名前になっています。

これでPDF印刷+ファイル名の変更が楽になり、リネームがなくなりますね!
まとめ
エクセルでセルの文字をファイル名にしてPDF印刷するマクロを作る方法です。
1.「開発」タブをクリック →「挿入」をクリック →「ボタン」をクリック
2.新規作成をクリック
3.コードを入れる画面が出る
4.コードを入力
5.ボタンができる
6.印刷したい範囲を選択 →ボタンをクリック
7.ファイル名を自動変更したPDFが保存された
これでPDF印刷+ファイル名変更が楽になり、リネームしなくていいですね!
コメント