あなたはトラブルに悩まされていませんか?
できる人のトラブル防止法
仕事にトラブルは付きものです。
中には逃げたくなるようなものもありますよね?
そんなトラブルにどう向き合ったらいいのでしょうか?
あなたの周りのできる人はトラブルにどう向き合っているのでしょうか?
できる人の考え方を学べば、あなたもトラブルに対する考え方が変わります。
できる人とできない人はトラブルに対する向き合い方が違います。
ぜひできる人の考え方を学び、あなたの成長につなげてほしいと思います。
できない人のトラブルへの向き合い方
できない人は基本的にトラブルが多いです。
行き当たりばったりや、時間ギリギリで仕事をするので、トラブルが発生しやすいです。
トラブルが起こったら「運が悪い」とか、仕方なく「対応するもの」と考えています。
トラブルがあると大騒ぎして対応している人がいませんか?
大声を出したり、いろんな人を巻き込んだり、慌てて何かをしたり、急いでいる素振りを見せたり。
自分が大変なトラブルに取り組んでいることを周りにアピールしたいのか?と思わざるを得ない人もいます。
周りからすると「何でもいいけど、騒がず、もっと普通にできないのかな?」という感じです。
そもそもトラブルになったのは、自分が悪いからではないのか?といったものも多いです。
ひどい人になると、トラブルの火種から煙が出た「ボヤ」が起こりそうなことに気付いていながら、それを放っておく人がいます。
ボヤが大きくなって火が見えてから「何やってんだ!」と騒ぎ出します。
自ら火を消しに行くのと同時に、ボヤを出した人を責めたり、悪い噂を流したりします。
大変な火を消した自分は良いという印象と、ボヤを出した人は悪いという印象を、周りに与えるためです。
自分を救世主として上げて、周りを犯人として下げるためです。
社内の出世競争を勝ち抜くのに余念がない人がよく使う手です。
救世主を演じる人を傍から見てると「よくやるな~」という感じです。
そうやって周りの人をどんどん落としていきます。
さも自分だけが良い人のように振る舞います。
トラブルになりそうなことがわかっているなら、トラブルにならないようにしてあげれば良いのにと思いますよね。
トラブルの種をわかってて放置している時点で、会社に対しては背任行為に近いです。
「自分の出世のため」に「会社にあるトラブルの種を放置した」など、かなり利己的です。
でもそれくらいしないと、出世というのは厳しいものなのかもしれません。
その人に能力が無いから、そういう手を使わざるを得ないとも考えられます。
トラブルを未然に防ぐ結果がもたらす出世への効果と、トラブルを解決する結果がもたらす出世への効果を比べると、後者の方が効果が大きいと考えているからとも考えられます。
未然に防ぐ結果は「何も起こらない」からです。
解決する結果は「がんばって解決した」が周りの印象に残るからです。
「今は能力より処世術の時代」と野村克也(プロ野球監督)も書いてました。
参考:「野村の遺言」野村克也(小学館)
トラブルを解決するより、トラブルを起こさない方が本質的なのに、本質よりも見た目の方が、強くなってきているのを表している一つの例です。
それはさておき、もしトラブルの種に本当に気付いていなかったならどうでしょう?
もしそうなら、トラブルの種に気付けない程度の能力しかない点で、出世に値しないと思えます。
見た目重視の人が出世している会社は、ボヤと火事だらけです。
ちなみに、ボヤに気付かなかったり放置するより、更に上の強者がいます。
自分で火をつける人です。
自分で火をつけておいて「大変だ!」と騒ぎます。
火を消したら「俺はこんなに大変なトラブル対応をした」とドヤ顔するのです。
手に負えません。
自作自演のテロ行為です。
火をつける人は、無自覚な場合と、意図的な場合があります。
無自覚な場合は、単純に未熟な仕事ができない人です。
未熟な時代は誰にでもあるので、成長を待ちましょう。
意図的な場合は、ちょっと問題ですよね。
ボヤが出るのを待つ人より、ひどいです。
いずれにしても、できない人はトラブルを「起こってから対応するもの」と捉えています。
できる人のトラブルへの向き合い方
できない人に比べ、本当に仕事のできる人は、まずトラブルが極端に少ないです。
そもそもトラブルが無い様に予防しているからです。
もしトラブルが起きても最短・最小限で解決できるように仕事を進めています。
だからできる人は傍から見ると、何もしているように見えないことが多いです。
周りの人からは、大した苦労もせず楽な仕事ばかりをしている、と思われることがあります。
時にはズルイと言われることさえあります。
でも、実際は何もしていないわけではありません。
目に映っていることだけで判断してはいけません。
本当に大事なことは、目では見えないものです。
できる人がやっているのは、トラブルにならないように細心の注意を払って仕事をしているのです。
トラブルの種になりそうなことに、気付き、先回りして対処しています。
とても注意深く細部まで確認し、気を遣っています。
可能な限り先まで読んでいます。
そもそも仕事してないからトラブルが無いのでは?という意見もあるかもしれません。
そうだとしたら、その人は仕事で結果を出している人でしょうか?
もし「仕事で結果を出している人」で「トラブルが無い人」は、「かなりできる人」と思った方がいいです。
仕事で結果を出している人であれば、初めての仕事や大きな仕事に携わることも多いでしょう。
前例のない初めての仕事をトラブル無くやることは、かなり注意深く取り組まないとできません。
見たことも聞いたことも無い仕事を、誰もがトラブル無くやれますか?
大きな仕事をトラブル無くやることは、かなり幅広く気を遣わないとできません。
大きな仕事は関わる人数が多かったり、技術的に難易度が高かったりします。
多くの人を取りまとめたり、困難な仕事を、誰もがトラブル無くやれますか?
仕事にはトラブルがつきものです。
それが初めての仕事や大きな仕事なら、なおのことです。
だから初めての仕事や、大きな仕事でもトラブルが無い・少ないということは、「かなりできる人」です。
できる人はトラブルが無いように仕事をしています。
できる人はトラブルを「未然に防ぐもの」と捉えているのです。
まとめ
できない人はトラブルを「対応するもの」として捉えています。
できる人はトラブルを「未然に防ぐもの」として捉えています。
仕事にトラブルはつきものです。
未然に防ごうとしても発生してしまったのが「トラブル」です。
防ごうともせずに発生したトラブルは「単なる未熟」に過ぎません。
ましてや、わかっていながら発生させたトラブルは「背任行為」です。
トラブルで大騒ぎしている人は、仕事ができない人です。
何事もなかったかのように平然と良質多量の仕事をしている人が、仕事ができる人です。
過度なアピールをする人が、仕事ができない人です。
あまり「できるアピール」をしない人が、仕事ができる人です。
できない人の「できるアピール」は、周りの人間の質が低いと思われているから、続けられるのです。
周りの人や上司が本質を見抜ける人なら、過度なアピールに意味が無いどころか逆効果と気付き、やめるでしょう。
過度なアピールにそれなりの効果があると思うからやるわけです。
あなたのトラブルへの向き合い方も、周りのできる人から見られています。
あなたがトラブルの少ない、質の高い仕事ができるように、できる人の考え方を取り入れて、成長につなげてもらえたらと思います。
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