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リーダーシップを身に付ける基本の方法は、自分が「株式会社自分」の最高責任者だと認識すること

仕事ができる人になる

あなたはリーダーシップがある人ですか?

自信を持ってYESと答えられる人は、少ないのではないでしょうか。

今回はリーダーシップを身に付けたい!と思っている人は、どうすれば身に付けられるのか?という話です。


人のせいにしてませんか?

仕事でも私生活でも、人や周囲に流される人は結構多いのではないかと思います。誰かが言ってるから、みんなこうやっているから、自分もそうすると言う人です。そういう人は、それで失敗すると、「○○さんが言ったから」「○○さんのせい」と言う。

これに対していつも思うことがあります。

「違うでしょ?」

確かに「○○さんがそう言った」のかもしれませんが、最終的には、決めたの自分でしょ?決めて、やったの自分でしょ?やった結果、失敗したのは自分でしょ?と思います。

基本的に人のせいにする他責は良くありません。

成長しないです。

きちんと原因分析して、次に生かさないと、また同じ失敗を繰り返すだけです。

同じ失敗をする人、人のせいにする人に欠けてる意識があります。

それは「あなたはあなたの最高責任者」だという意識です。

言ってみればあなたは「株式会社自分」の社長なのです。

人のせいにする人はこの意識が欠けているため、自分自身のリーダーシップが取れていません。

自分自身にリーダーシップが発揮できない人が、他人に対してリーダーシップを発揮するなんて不可能です。

例えば、あなたが会社に勤めているとして、社長が会社で起こった失敗や不具合、事故を誰か他の人のせいにしているところを想像してみて下さい。

社長「部下の○○が悪いんだ!」

と言ったらどうでしょう?

そんな社長は最悪じゃありませんか?

自分のことを人のせいするということは、こういうことです。

まっとうな社長なら失敗や不具合を受け入れて、反省して次に改善していこう!と思うはずですよね?

これをあなたに置き換えると、あなたは「株式会社自分」の最高責任者として、行動しなければなりません。まずは自分自身へのリーダーシップを身に付けて行動することです。そうすれば周囲に対しても次第にリーダーシップを発揮できようになっていきます。

組織のリーダーシップに学ぶ

では、「株式会社自分」の最高責任者、自分として、どんなことに気をつければいいのでしょうか?

まずは簡単な事から、誰かに流されず、自分で何事も判断して、決断して、自分で自分を率いていくことです。

・今日の昼ご飯で何を食べるかを自分で決める。

・会社で決められた就業時間でなく、毎日何時に会社に行くかを自分で決める。

・週末の予定を自分で決める。

・仕事の中で自分が何をするのかを自分で決める。

どれも簡単で自分で決められるものばかりです。

まずはここから始めます。

自分で決めることがポイントです。

昼ごはんの例なら、日替わりランチを頼むのをやめることです。

ハンバーグを食べるのか、焼き魚を食べるのか、ラーメンを食べるのか、サラダ食べるのかを自分で決めます。

いちいち面倒かもしれませんが、自分の食べたものが自分の姿や形となり、一つの結果となって現れます。

不健康なものを食べ続ければ、疲れやすくなったり肥満など、「不健康な体」と言う結果となって現れます。

健康的なものを食べれば、風邪を引かなかったり筋肉質な体など、「健康的な体」という結果となって現れます。

体が不健康になるのは、歳を取ったからとか、もう若くないからとか、それだけではありません。何を食べるか、どれだけ食べるかを自分でコントロールすることです。もちろん運動などその他の要素もあります。

「何を食べるかを自分で決めること」は、自分の体に対してリーダーシップを取るということです。

他の例も同様に、こうやって自分に対してリーダーシップを取っていきます。

自分に対してリーダーシップを取れない人が、他者へリーダーシップを取れるはずがありません。



自分のリーダーシップが取れるようになったら、1対1、1対多というように、範囲を広げていきます。

リーダーシップというと、一人が中心になって周りに影響を及ぼす、1対多のイメージが先行しがちですが、1対1でも必要ですし、そっちの方が簡単です。簡単な事から始めましょう。


リーダーシップの定義ついては、ピーター・ドラッカーは「仕事」「責任」「信頼」と言っています。

仕事とは、リーダーシップは身に付けなければならないものということです。才能や性格ではありません。実行しなければならないことです。

責任とは、リーダーシップを発揮して、目標を示し組織の方向付けをし、目標達成のためにチームを引っ張っていくとき、そこで発生する失敗、間違いに責任を取ることも含まれることを指します。単なる地位や特権ではありません。

信頼とは、メンバーから信頼を得ることを指します。時間を守る。約束を守る。相手によって言うことを変えないなどです。一緒に進んでくれる人がいるかどうかです。

仕事、責任、信頼は、自分1人に対しても適用されますし、自分から周りに対しても適用されます。

仕事の面で言えば、自分が自分を動かすのに身につけなければなりませんし、自分が周りに動いてもらうのにも身につけなければなりません。

責任の面で言えば、自分で自分の目標に対する実行と結果について責任を持たなければなりませんし、自分が周りに動いてもらう結果についても責任を持たなければなりません。

信頼の面で言えば、自分で自分を信頼している必要があるし、自分が周りから信頼を得る必要があります。

さて、リーダーシップの定義が確認できたところで、まずは失敗するリーダーのパターンを見てみます。

失敗するリーダーのパターン

失敗リーダーのパターンはだいたい決まってます。

【強いフリをするリーダー】
・弱いところを隠す
・横柄
・無駄に声だけ大きい。言うだけで行動しない
・知識を持っているかのようにひけらかす。
・権力を振りかざす
・嘘をつく
・責任取らずに逃げる
・情報を隠しオープンでない(必要なメールを部下に送らない。情報格差を意図的に作り、偉そうにする)


【偉そうなリーダー】
・俺は優秀だ!という尊大な態度をとる
・偉そう(話すときに腕を組んだり)
・リーダーのくせにマウンティングしてくる(リーダーが部下にマウンティングするとか意味不明。リーダーだけど負けを自覚してるってこと)

【自分勝手なリーダー】
・自分第一で自分中心
・人の話を聞かない
・人はみんな自分と同じだと思っている(能力、価値観)
・みんなが自分のために何かをすると思っている
・自分のことしかしない。

理想的なリーダーは、失敗リーダーの逆をすればよいと考えると、リーダーシップを身に付けるにはどうしたらよいかが見えてきます。次を見ていきましょう。

リーダーシップを身に付ける方法

先程と逆にすると下記になります。

【強いフリをしないリーダー】
・弱いところを隠さない
・横柄でない
・言い、行動する
・知識を持っているかのようにひけらかさない
・権力を振りかざさない
・嘘をつかない
・逃げずに責任を取る
・情報はオープンにする


【偉そうでないリーダー】
・俺は優秀だ!という尊大な態度をとらない
・偉そうにしない
・マウンティングしない

【自分勝手でないリーダー】
・自分はさておき、周りが中心
・人の話を聞く
・人はみんな違うと思っている
・自分がみんなのために何かをすると思っている
・自分のことだけでなく、みんなのこともする。

何だか良いリーダーになりましたね。続けて、リーダーシップを身に付けるために、どうしたらよいか?です。

【ありのままに向き合う】

完璧な人間などいないことを知ることです。自分も同じです。完璧ではありません。周りにいる完璧に見える人も、決してそうではありません。

弱いところも含め、「自分」と認識することです。

そしてそれを「許す」こと。

自分を許せる人は、他人も許せます。

人は皆違うことを理解すれば、人と比べることに意味が無いことを理解できます。

誰もが完璧でなく、弱さを認め、許すことができ、人は皆違うことを理解することは、相手に誠実さ、謙虚さ、正直さ、潔さを示すことにつながり、リーダーシップの獲得への一歩になります。

自分とありのままに向き合いましょう。

キーワードは、「誠実、謙虚、正直、潔さ、ありのままを受け入れる」です。

【奉仕すること】

自らぐいぐい引っ張っていくのも素晴らしいことですが、これが強すぎると失敗リーダーになってしまうことがあります。

誰もが他人から強制されることは基本嫌いです。部下に自ら動いてもらうようにするとうまくいきやすいです。情報をオープンにして任せることです。そしてサポートすることです。やってくれた部下に感謝することです。

かの老子も言っています。

「最高のリーダーは周囲にリードされていると感じさせない人だ」

強制しないでやってもらうにはどうしたらよいか?

それは質問することで、相手に必要なことを気付かせることです。部下が自分で気付いて、自らやったと思わせる。気付きのサポートです。強制しない指令です。

それで成果が出たら部下にあげましょう。そして、失敗したらリーダーのせいです。

奉仕の心を持つことが、リーダーシップ獲得の次のステップになります。

キーワードは、「奉仕、オープン、感謝、責任」です」

【自分を変える。他人も変える】

ダメな自分を、できる自分にします。

毎日のルーティンを、新しい挑戦に変えます。

誰かのマネをするを、誰かにマネされるに変えます。

力の方向を、「周囲→自分」から、「自分→周囲」に変えます。

こうして自分を変えていきましょう。

また、フィードバックをしましょう。何かをしたら、いちいち評価してみましょう。結果が良かったのか、悪かったのか?プロセスが良かったのか?悪かったのか?

大事なのは、結果やプロセスが、良くても悪くても評価することです。

結果が良かったから振り返らないのではありません。プロセスが良かったから振り返らないのではありません。良かったらなぜよかったか?を評価することで、次からの再現性を高くできます。悪かったとしても同様です。なぜ悪かったかを評価することで、次の成功確率を高めます。何事も次に生かすことを考えましょう。

認めたくないことであっても、冷静に成功・失敗の事実を受け入れることです。

1つ1つ歩むことです。近道はないことを知ることです。

こうやって自分を変えていくことが、リーダーシップの獲得につながります

キーワードは「フィードバック」です。

【人は皆違うことを理解し、違いを楽しむこと】

必ず自分が不得手、他人が得意な領域があることを知りましょう。全てが優れている人はいません。優秀な人がいたとしても、もっと上の人が必ずいます。いちいち対抗意識を燃やさないことです。中二病じゃないのだから。

いちいち競う人はナルシストに多いです。細かいことでも人に勝っていなくては気が済まない。いちいち相手に勝とうとするのはまだ良いとしても、タチの悪いのになると、相手に攻撃を始めます。勝てないとわかると相手を批判したり、陰口などで落とし始めるのです。自分のことだけを考え、ひたすら相手を攻撃する姿を見ると、共感する気持ちなどないのだろうなと考えてしまいます。

そういう人は残念ながら「人間の底」が見えてしまいます。

俗にいう「器が小さい」というやつです。

自分と違う他人がいても、人は皆違うということを理解しましょう。

誰もにいいところと悪いところがある、自分とは違うところがある、と理解できれば、他人にいちいち感情を左右されることもありません。相手を尊重することもできます。

「俺が俺が」の精神では全体のメリットを高めることはできません。リーダーは常に全体のメリットを高める存在であるべきです。リーダー個人だけ高まっても意味がありません。

人は皆違うことを理解できれば、リーダーシップの獲得まであとわずかです。

キーワードは、「共感、相手の尊重、全体のメリット」です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。リーダーシップの身に付け方をまとめると次のようになります。

自分が自分の最高責任者であることを認識しよう。

周りに流されず、最後に自分の責任を自分でとれる人が、真に強い人です。

自分自身のリーダーシップを身に付けましょう。

組織のリーダーシップを自分に当てはめてみるとわかりやすいです。

ありのままに向き合い、奉仕し、自分と他人を変えて、人は皆違うことを楽しむことです。

キーワードは、「誠実、謙虚、正直、潔さ、感謝、全体のメリット、オープン、共感、奉仕、相手の尊重、ありのままを受け入れる、フィードバック、責任」です。

これらが自分のリーダーシップを高める要素です。

ぜひリーダーシップを身に付けて、あなたが良い人生を歩んでくれればと思います。

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