仕事では「優先順位をつけろ」とよく言われますが、この優先順位のつけ方はどのようにすればよいか悩んだことはありませんか?
やることがたくさんある中で、何をどの順番でやればよいのか、うまくやらないと時間に無駄ができてしまいます。
周りを待たせてしまうこともあるでしょう。
仕事を無駄なく、最短で済ませるには優先順位をどうつけたらいいのか?
答えは、「料理に学べ!」です。
料理には、効率的に仕事を進めるための要素が多分に含まれています。
料理から効果的な時間のやりくりを学べます。
料理は仕事ができる人になるための、とてもいい教材です。
同じ考え方は、仕事だけでなく日常生活でも使えますので、参考にして頂けたらと思います。
そして料理もうまくなれば、一石二鳥です。
料理に学ぶ、仕事を最短で終わらせる優先順位のつけ方のテクニック
具体的にどうすればいいのか?
結論から言うと、「人にお願いすることは先、自己完結するものは後にする」です。
当たり前ですが、時間は平等に進み、誰の時間も同じに進みます。
そして仕事は人にお願いすることと、自分でやることの2つに分かれます。
この2つを、着手から完成までの時間を考慮して、全体的に早く終わるように考えます。
同時並行でいくつもの作業を進められるように考えます。
優先順位のつけ方は料理に学ぶ
この考え方は、料理に学ぶことができます。
普段料理をする人だとイメージがつきやすいと思います。
例えば、晩御飯で定番のご飯、豚汁、野菜炒めの3品を作る時を考えてみます。
あなたはどうやって料理を作りますか?
これを1品ずつ順番に作ったらとても時間がかかって、非効率ですよね?
1.ご飯が炊けるまで1時間。
2.豚汁を作るに30分。
3.野菜炒めを作るのに20分。
・・・合計1時間50分かかることになります。
図で表すとこうなります。
![](https://everyday-level-up.com/wp-content/uploads/2020/08/1品ずつ作る.jpg)
これは当たり前に非効率です。
だから、効率的にやろうとすると次のようになります。
ご飯と豚汁と野菜炒めの作業を、さらに細かい工程に分割し、順番を組み換えます。
1.お米を研いだら炊飯器にセットして、ご飯を炊き始める。
2.ご飯を炊いている最中に、豚汁のためのお湯をわかす。
3.豚汁のお湯を沸かしている間に、豚汁の野菜を切る。
4.豚汁の野菜を切ったら、鍋に入れる。
5.鍋で煮ている間に、野菜炒めの野菜を切る。
6.野菜を炒めて皿に盛る。
7.豚汁を煮たら味噌を溶いて、器に盛る。
8.ご飯が炊けたら、茶碗に盛る。
9.完成!
図で表すとこうなります。
![](https://everyday-level-up.com/wp-content/uploads/2020/08/同時並行でやる-1.jpg)
このように、何かをしている最中に別のことをするように考え、複数の作業を同時並行で進めるように考えます。
これを人にお願いすることと、自分でやることの2つに分けて考えるとこうなります。
お米を研ぐのは、自分でやること。
お米を炊くのは、炊飯器(=人にお願いすること)。
炊飯器がお米を炊いてくれている間に、自分は別の作業をします。
豚汁のためのお湯をわかします。
お湯をわかす準備は、自分でやること。
お湯を沸かすのは、ガスがやること(=人にお願いすること)。
豚汁の野菜を切るのは、自分でやること。
お湯を沸かして野菜を煮るのは、ガスがやること。
野菜を炒めるのは、自分でやること。
野菜を煮るのは、ガスがやること。
このように誰かに何かをお願いし、その間に自分は別のことをします。
そうすると物事が同時並行的に進められるので、全体の所要時間を圧縮できます。
しかも、工程を省いているわけではないので、きちんと必要なことを全て終了できます。
晩御飯は3つくらい並行に進めれば良いですが、実際の仕事は何十個、何百個の仕事を同時に進める必要があります。
1つずつやっていたのでは永遠に終わりません。
仕事においても料理と同じ考えで進めると、やることは全てやりつつ、仕事を最短で完了させることができます。
まとめ
仕事を効率的に進めるためには優先順位をつけてやることが大切です。
優先順位のつけ方は、料理のようにつけると最短で仕事が終了できます。
一人でできることは一度に一つです。
順番を並べ替え、他の誰かにお願いし、同時並行で進めていきましょう。
効率的に最速で仕事を終わらせましょう!
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