「重要なことに集中しよう!」
「重要な20%が、成果の80%を決める!」
よく言われる、80:20の法則、パレートの法則です。
でもちょっと待ってください!
本当に残りの80%は捨ててしまって良いのでしょうか?
そこに成果はないのでしょうか?
少なくても20%の成果はあるわけですよね?
その20%の成果に着目したのが、「ロングテール戦略」です。
今回は、ロングテール戦略の話です。
ロングテール戦略で、がら空きの80%を狙う
みんなが20%に着目して集中していくなら、残りの80%は「がら空き」です。
Amazonがそのがら空きを狙っていったのは有名な話です。

グラフの右側が「長いしっぽ」に見えるので「ロングテール」です。
重要な20%って、成果は高いかもしれないのですが、難易度が高いことが多いです。
先のグラフの「市場」は「難易度」に置き換えることもできます。
大学を例に挙げると、東大が上位の重要な20%に入りますが、そこをみんなが狙えますか?
無理ですよね?
企業で見ると、トヨタ自動車が上位の重要な20%に入りますが、そこをみんなが狙えますか?
これも無理ですよね?
東大もトヨタもトップなので、上位20%の中のさらに上位かもしれませんが、東大が旧帝大になったって、トヨタが自動車メーカーになったって同じことですよね?
世の中の人みんなが上位20%を狙うのは、ちょっと無理があるわけです。
そこで残りの80%に着目します。
残りの80%は、上位20%に比べると難易度がそこまで高くないことが多いです。
だから狙えます。
しかも、みんなは上位20%に目が向いているので、がら空きです。
そこに気付いたAmazonはさすがですよね。
ただ、難易度が低くても、数がべらぼうに多いので、量をこなしていく必要があります。
「量をこなせるか?」が、結構重要です。
ロングテール戦略とパレートの法則を、量と難易度で表すとこのようになります。

表を見て気付いたかもしれませんが、空いたスペースがありますよね?
量が多くて難しいところと、量が少なくて簡単なところです。
これは一体何を意味するでしょう?
考えてみて下さい!
まとめ
売上を上げるには、あの有名な世界一の企業も使っている【ロングテール戦略】で「がら空き」の80%を狙え!のまとめです。
重要なのは20%。
この20%を大事にするのがパレートの法則。
でもあえて残りの80%のロングテールに着目。
数が多く、単価が少ないのが特徴。
言い換えると、8割の物量をこなせれば、チャンスあり!
残り80%を大事にするのがロングテール戦略。
ロングテール戦略とパレ―トの法則をうまく使って、仕事に役立てて下さい。
いかがでしたでしょうか?あなたのお役に立てれば幸いです。
パレートの法則についてはこちらもどうぞ。
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