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全体最適で組織のパフォーマンスを最大化する

仕事ができる人になる

あなたの周りには、いつも自分を優先する人はいないでしょうか。

そのせいでその人の周りはうまくいっているように見えて、全体的にはうまくいっていないことはないでしょうか。


なぜ一部がうまくいっているように見え、全体がうまくいかないのでしょうか。

どうしたら全体がうまくいくのでしょうか。


原因はいつも自分を優先する人が、部分最適の考え方で物事に取り組んでいるからだと考えます。

解決するには全体最適の考えで取り組むことです。

組織が最も高いパフォーマンスを発揮するには、全体最適の考え方が重要です。

ここでは全体最適と部分最適の考え方を紹介し、最後には宇宙の視点で物事を見られるようになることを目指します。

マクロの視点とミクロの視点

部分最適はある一定の限られた範囲内のみを最適にすることです。

細かい部分を見るのでミクロの視点と言えます。

逆に全体最適は広く全体を最適にすることです。

こちらは広く全体を見るのでマクロの視点と言えます。


部分最適の例で、いつも自分を優先する人が考えがちなことは、会社内の出世競争や、失敗によるペナルティ回避を考えて行動してしまうことです。

会社を全体(マクロ)とした場合、自分は部分(ミクロ)になります。

自分というミクロの視点で仕事を進めると、たいてい良い結果になりません。


気を付けたいのは、ここでいう自分とは一人の個人だけではなく、自部門も含んでいることです。

自部門の視点だけで仕事を進めても、たいてい良い結果にはなりません。

一方、自分や自部門(部分)を落としても会社(全体)の利益になる方針ならそれを受け入れると、良い結果になります。


会社を全体とした場合のマクロの視点です。

会社を強くするにはマクロの視点で取り組むことが大事です。

組織を強くするマクロの視点、組織を弱くするミクロの視点

会社が伸びていくためには、会社の中で全体最適のために部分最適を犠牲にできるかが重要です。


例えば、全体最適のためにマイナスを受け入れたあなたを、プラスに評価できる人がいることが重要です。

あなたをプラスに評価できる人がいる会社は、まだ伸びる可能性があると思います。

個人がマイナスを受け入れることに臆病でなくなるからです。


「この会社では全体最適のために、会社全体に貢献することが大事だ」という上層部のメッセージが伝われば、部下の人は自分個人よりも全体の利益を優先した行動が取れます。

何か問題がおこっても、個人(ミクロ)に責任を押し付けず、会社全体(マクロ)の責任として考え、全体が良くなるように改善する。そう考えている会社は強くなります。


逆に個人のせいにする会社は弱くなります。

何か問題が発生したときに「誰かが悪い」と犯人捜しが始まり、犯人となった人が吊るし上げられるとします。

そうすると自分が悪いことになりたくないし、損するだけですから、自分のせいにならないように動くでしょう。

ミスを隠すかもしれません。

責任の押し付け合いが始まります。収集がつきません。

個人としては、その瞬間はマイナスにならないかもしれません。

でも会社としてはマイナスになっていきます。

一回や二回でなく、繰り返されればなおさらです。

マイナスを正さず、隠すようでは同じことが繰り返されます。

永遠に改善されません。

だから個人のせいにする会社は弱くなります。

組織は全体で成果を上げるところ

次に、成果を上げた仕事に対する次のような考え方も、会社を弱くします。

  • 成果を上げた仕事は「俺がやった」
  • 損を出した仕事は「俺はやってない」

そんな風に個人が言い始めるとマイナスにしかなりません。

担当者レベルでやっている分には見過ごしてしまいがちですが、それを見た上層部は諌めないといけません。

それを許しては、皆がバラバラに違う方向を向き崩壊に向かいます。

個人の利益を追求し、全体の利益は後回しになるからです。


会社は部分最適でなく、全体最適を目指すところです。

株主はその会社が利益をあげられると思っているから、資金を出しています。

会社は全体で、みんなで利益を上げるところです。個人ではありません。


取りまとめている人は、それを十分に承知している必要があります。

「俺がやった!」と言う人を、上層部に上げるといい結果になりません。


上層部は人を見る目を養うことです。

自分自身が上層部の方で、心当たりのある方が周りにいたら、気をつけた方がいいです。


上層部が「俺がやった!」と過度に主張した結果、今の立場にいる場合も気をつけた方がいいです。

その組織は終わる可能性があります。

なぜなら自分自身がその手法でその立場にいて「自分は成功者」と感じている場合、それが正しい手法だと勘違いしているからです。間違いではないと考えている以上、上層部自身が自ら変わることはないでしょう。上層部を変えられる人が、さらに上にいれば話は別ですが、その可能性は低いでしょう。

嫌な奴ほど出世する、というやつです。


上層部が変わらないと組織は変わりませんが、その上層部自体は自らを変えようとせず、外圧で変える力も働かない場合、組織は変わらない可能性が高いです。

変わるのは世代交代のみですが、上層部が「俺がやった!」の人達の集まりだと、その下の人も「俺がやった!」の人達の可能性が高いです。

そんな中ではあなたが全体最適思考を持っていたとしても、部分最適思考の人達に押しつぶされてしまうでしょう。

変わらない組織で変わることを待ち続けるより、良い組織へ移動した方が早いです。

転職も視野に入れておきましょう。


今は個人が活躍する時代と言われ、自己主張が激しくなりがちなのもわかります。

しかし組織に属している以上、組織全体の利益を目指すことが第一です。

それができないミクロの視点を持った人が多い組織は弱くなります。

マクロとミクロは相対的

これまでは会社を全体(マクロ)、自分や自部門を部分(ミクロ)としてみた場合の話でした。

この全体(マクロ)と部分(ミクロ)は、基準をどこにおくかによって違います。

マクロとミクロは相対的なものです。


会社を基準として全体(マクロ)とした場合、個人や部門は部分(ミクロ)になります。

世界を基準とした場合は、世界がマクロで、会社がミクロになります。


この概念は、どんどん視点を広くしていくと、日本、世界、地球、宇宙にまで適用させることができます。


日本をマクロとし、会社をミクロとして捉えた場合、「会社だけが儲ければいいのか?日本の発展のために、必要なら会社が多少損しても構わない」という考え方になります。


世界をマクロとし、日本をミクロとした場合、「日本だけよければいいのか?発展途上国もどんどん発展させよう」という考え方になります。

ODAをはじめとした海外支援はそれに当たると思います。


地球をマクロとし、世界をミクロとした場合、「経済発展だけすれば良いのか?地球温暖化を止めるために温室効果ガスを規制しよう」となります。


宇宙をマクロとし、地球をミクロとした場合、「地球環境だけよければいいのか?宇宙のゴミ・スペースデブリも削減しよう」となります。


宇宙以上のものをマクロとし、宇宙をミクロとした場合、どうなるのでしょう?

宇宙以上のものがまだわかりませんが、もしかすると、神の領域なのかもしれません。


そうやって視点を広げていき、宇宙から物事を見ることができたり、この世の真理に到達したとき、ようやくミクロのいざこざがなくなるのかもしれません。

まとめ

あなたの周りで一部だけがうまくいき、全体がうまくいっていないのは、部分最適で物事を考えているからかもしれません。

全体をうまくいかせるには、全体最適の考え方で物事を進めていきましょう。

視点を高く持ちましょう。

会社全体、日本全体、世界全体、地球全体、宇宙全体・・・そうやってマクロの視点で物事を考えて進めることが、良い結果を生んでいきます。

全体最適の考え方で組織のパフォーマンスを最大化していきましょう!

コメント

  1. トライボフィルム より:

    マルテンサイト金属組織の強化潤滑理論、CCSCモデルはトライボロジー分野では有名です。

    • You より:

      コメント頂きありがとうございました。
      複数条件を同時達成するために、関連した互いに相反する複数の条件の最適設計を考慮することが、金属を初めとした摩擦分野でも有名とわかりました。
      ありがとうございました。参考にさせて頂きます。

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