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人を上手く使う人になるために、「見えない力」を発動する

仕事ができる人になる

「人を上手く使え!」とよく言われますが、どうやったらいいか悩んだことはありませんか?

職場で後輩が入ってきたり、昇進して部下ができたり、イベントのリーダーになったり・・・年を重ねると自分のことだけでなく、周りの人に動いてもらう場面が多くなります。

自分には昇進なんて関係ないと思った人も、決して無関係ではありません。

例えば結婚した時、相手の方に色々とお願いしてやってもらうことも増えるでしょう。性別に限りません。いずれ子供が生まれたら、子供に動いてもらう場面も出てきます。

そもそも部下がいなくて自分一人で仕事をしているという人でも、実際は周りの人に色々お願いなどをしています。人を上手く使うスキルは誰にとっても必要なスキルです。

だから人を上手く使う能力は大事になってきます。


それではどうしたら人を上手く使えるのか?

その答えの一つが、相手に「使われている」と感じさせないことです。

よくある間違い

人を使う立場になかった人が、人を使う立場になると起こる、よくある間違いがあります。

「命令する」という行為です。

誰でも他人から一方的に「やれ」と言われて気持ちのいい人はいません。

昇進した途端に自分が偉くなった!と勘違いしてしまうのです。


人を使うのが下手な人は、相手に「使われている」と感じさせてしまうのです。

上手な人の例

人を使うのが上手な人は、相手に「使われている」と感じさせません。

例えば仕事の例です。

①企業で働くことは、会社に雇用されていることで、つまり会社に使われていることです。

②部下としての自分は、部長に使われていることです。


①企業で働いている人は、違う言い方をすると、会社に使われている人です。あなたは仕事をするとき、会社に使われている感じがしますか?それとも自らやっている感じがしますか?

②あなたは今の職場で、部長に使われている感じがしますか?それとも自らやっている感じがしますか?

どちらの質問も、自らやっている感じがすると答えた人は、幸せだと思います。だって本当は使われているのに、自らやっている感覚があるのですから。あなたを使っている企業や部長は人を使うのが上手いのだと思います。あなたに使われていると感じさせないのですから。

もしあなたが「使われている」と感じたなら、部長の方は人の使い方が下手なのだと思います。

このように人を使うのが上手な人は、相手に「使われている」と感じさせません。

どうしたら人が気持ちよく動いてくれるかを考える

それではどうしたら人が「使われている」感じを受けずに動いてくれるのでしょうか?

それにはあなたの部下が何に幸せを感じられるか?を認識しておくことが大事です。

「幸せ」と一言で表現するのは簡単ですが、内容は人により千差万別です。人が重視している価値観は人それぞれ違うからです。仕事での価値観の一部を取り上げてもたくさんあります。

■仕事の価値観の例
・承認
・励まし
・報酬
・地位
・名誉
・貢献
・やりがい
・チームワーク
・独立
・自主自律
・自由
・働き方 など。

この価値観は、それぞれの思想、能力、年齢、家族構成によって時とともに変化していくのものです。一度確認したからといって、5年後も同じとは限りません。だから定期的に確認していく必要があります。

(価値観の確認にはこちらも参考にどうぞ)

当然組織なので多種多様な人がいて、組織によって制度が異なりますので、全ての人の全ての希望を叶えてあげることは難しいでしょう。それは仕方がないことですが、人それぞれの価値観を理解して、それに基づいた細やかな気遣いをできるだけしていくことが、あなたが認められていく過程になります。

部下の人、チームの人が何に良い反応するのか?そこを刺激してあげます。

承認に良い反応を示す人には、できるだけ承認してあげます。むやみに承認するのではありません。組織やチームにとって、良い行動を取った時に承認するのです。悪い行動を取った時には承認しません。そうすると相手も、承認されるためには良い行動をすれば良いのだと、だんだんわかってきます。そうすると承認されたいので、良い行動が増えてきます。自発的にです。相手が自ら良い行動を増やしているということは、「使われている」と感じていないということです。たぶん相手は楽しくてやっています。やりたくてやっています。
 結果として人を上手く使えている状態になっています。

地位、名誉に良い反応を示す人には、できるだけそれが得られる可能性を刺激してあげます。経営者が「君は将来有望な幹部候補だ。いずれ役員になってほしいと思っている。経営者となるためには朝6時から夜12時まで、365日のうち休みは2日でも働かなければならない」地位や名誉の価値観を重視する人がこれを言われたら、「自分は期待され、がんばれば経営者になれる!」と思い、自ら朝から晩まで休みなく働いてしまうでしょう。
 実際にはそうやって働いても経営者になれる確証はありません。がむしゃらに働いて出た利益は、今の経営者の配当として分配され、働いた人には少ししか支払われないかもしれません。これを搾取という人もいるでしょう。でもがむしゃらにがんばらせることが、本人に実力を付けさせ、他の人よりも成長スピードを速いものとします。そこで抜きん出ることができれば経営者になれる可能性はあります。
 現実にはどうあれ、結果として人を上手く使えている状態になっています。

人を使うのが上手い人は、これがとても上手いです。


先ほどの質問で、会社や上長に使われていると感じなかった人、自らやっていると感じた人はどうですか?あなたの価値観を刺激してくれていませんか?あなたの価値観に寄り添ってくれていませんか?もしそうなら、あなたも相手に何かをしてほしいときには、相手の価値観に寄り添うことが大事です。

まとめ

人を上手く使うには、相手が「使われている」と感じない様にすることです。「命令」は避けた方が良いです。人を上手く使うには、相手の価値観を理解し、価値観に応じた対応をしていくことです。相手の重視する価値観を刺激して、自ら行動するように促してあげることです。

相手の価値観に寄り添うことが、相手を動かす見えない力の発動条件になります。

一人一人に違うアプローチが必要なので、とても時間や気遣いが必要になる大変なことですが、リーダーの方は「そこが腕の見せ所」と思い、やってみて頂ければと思います。

あなたのお役に立てれば幸いです。

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