生きていて不満に思ったことは、誰にでもありますよね?
そしてその度に「思い通りにならないな~」と思い、悔んだり、不満に思ったりしてしまいます。
世の中が思い通りにならないのは、仏教では真理の一つとされています。
一切皆苦(いっさいかいく・世の中のものは全て苦しみ)という言葉があります。仏教では苦しみは思い通りにならないことと解釈するので、「人生は思い通りにならない」という意味になります。
そんな世の中ですが、思い通りになるものが1つだけあります。
それは「自分の心」です。
あなたの心だけが唯一あなたの思い通りになるとわかっていれば、思い通りにならない世の中でも、しっかり生きていけます。
不満なとき
例えば次のようなときに、不満を感じたことがあるのではないでしょうか。
◆早く風邪が治ればいいのに。
◆もっと目が良かったらいいのに。
◆世の中が理不尽だ。
◆あそこで信号が赤にならなかったら遅刻しなかったのに。
◆自分にだけ悪いことが起こるような気がする。もっといいことが起こればいいのに。
◆電車が人身事故で遅れなければ早く帰れたのに。
◆あの人が悪い。
◆あの人がもっといい人だったら。
◆あの人がいなければ、自分はもっと違った人生だったのに。
◆親がもっとお金持ちだったら。
◆自分がもっと背が高かったらモテるのに。
◆時間がもっとあればいいのに。
◆旦那の稼ぎがもっとよければいいのに。
◆妻の料理がもっとおいしければいいのに。
◆従業員が思うように働いてくれない。
◆経営者が遊び呆けて会社の改善をしてくれない。
◆世界から飢餓がなくなればいいのに。
◆世界から戦争がなくなればいいのに。
本当は誰のせいでもありませんし、小さなことから大きなことまで不満を上げればキリがありませんが、全てが改善されれば、それはきっといい世界なのでしょう。
でもそれがないのが現実の世界です。
世の中で思い通りになるたった1つのこと
この世の中、思い通りになるものなんて何一つない・・・と思ったら、1つだけあります。
それは「自分の心」です。
誰に何を言われても、自分の心だけは「それは違う」と思うことはできます。
世の中の99.9%の人が「違う」と信じていることも、自分の心だけは「違わない」と信じることができます。
自分以外の全ての人に「これはAと思え!」と拷問を受けて、電気ショックを受けたとしても、あなたは「これはBだ!」と思うことができます。
自分の心が思うことは、それが例え世の中の一般的な見方と比べて異なっていたとしても、自分の心だけは自分で決めることができます。
人間は、自分の体にできた切り傷を思い通りに治したりできません。風邪をひく/ひかないでさえ思い通りになりません。他人がどうこう以前に、風邪一つとっても自分の体でさえ思い通りにできません。ですが自分の心がどう感じるか、どう思うかは完全に思い通りにできます。
だから世の中に思い通りにならなくて、追い詰められたり、行き詰ったときも、「自分の心だけは思い通りになる」と思い出し、しっかりと自分の心を保つことが必要です。
まとめ
世の中にうまくいかないこと、思い通りにならないことは多々あります。
そんな中でも自分の思い通りになるのは、「自分の心」です。
不満、困難、苦しいときは、「自分の心」をしっかり持って、取り組みましょう。そうすることで事態は好転し、今よりもう一歩、成長することができます。
あなたの成長のお役に立てれば幸いです。
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