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【商売の本質は信用だ】信用を得るためには、嘘をつかないことが大事

仕事ができる人になる

「商売の本質は信用だ」という話を以前書きました。

会社の売上が上がったのは、それだけ「信用を得た」と言い換えることもできます。

それでは人から信用を得るにはどうしたらよいのでしょうか?


結論から言うと、信用を得るためには、嘘をつかないことが大事です。


そんなの当たり前と思いますよね?

でも嘘にも色々あります。

普通の人は「嘘」と言わないことも、相手の信用を得るという視点に立つと「嘘」になることがあります。

どんな「嘘」がいけないのか?それを解説していきます。

信用を得るためには、嘘をつかないことが大事

あなたが何かを買うときには、お金を払います。

だから、あなたはこう考えて、何かを買います。

・いいものを買いたい
・自分に合ったものを買いたい
・損をしたくない
・騙されたくない
・安心できる情報はないのか?
・安心できる情報が欲しい
・安心できる商品なのか?
・商品の情報が欲しい
・商品について安心の根拠になる説明を聞きたい
・誰かちゃんと知っている人はいないのか?

そこに商売人が現れる。

・なんか知ってそうな人がいるな?
・この人から説明を聞いてみよう
・この人はちゃんとした人なのか?
・もっと話を聞いてみよう
・どうやらちゃんとした人らしい
・この人が言うなら大丈夫そうだ
・この人が言うなら安心だ
・この人から買おう
・この人から買いたい!

こういうことです。この人から買いたい!そう思ってもらうことが大事です。

そう思われるためには、嘘をつかないことが大事になります。

最初にお伝えした通り、嘘には色々な嘘があります。

ここでの嘘は広い意味で捉えます。

 

本当のことではない、嘘のことを言うのはもちろん嘘

嘘と言えば、これが一番嘘らしい嘘です。

あなたもよく知っている嘘です。

例えば、お客さんが求めている性能が出ない商品なのに、「性能が出ます」と言うような嘘です。

ダイエット食品で「絶対やせます」とか、サプリメントで「絶対がんに効きます」という嘘です。

そういった類は法律でも禁止されています。

法律に禁止されていなくても、言うまでもなく、こういう嘘はやめておきましょう。


真実を伝えることで、信用を得ることができます。

本当のことを一部隠して言う嘘

これはニュースとか報告書で見られる嘘です。

どういうことかというと、ニュースでは本当のことを言っています。

例えば、起こった事件について、事実が10あるとすると、ニュースでは10のうちの3しか言わない、ということです。

7については言わないということです。

あなたは3の事実しか知らされないことになります。

何かを買うときに、あなたはメリットもデメリットも含めた10の情報が欲しいのに、あなたにとって有利な3しか知らされなかったら、どう思うでしょう?

良い製品だ!と思ってしまいますよね?


でも知らされていない7の情報があるのです。

もしあなたがモノを買ってからその7に気付いたら・・・。

騙された!と思いますよね?


そこに信用は生まれるでしょうか?

生まれないですよね?


そういうことです。


都合の悪いことは伝えずに、都合の良いことだけを伝えるのは嘘ということです。



別の例だと、ある1つの報道で、A国とB国が対立している内容だとします。

その報道に関連する事実が10個あるとして、そのうちの7個がA国に有利、3つがB国に有利の内容です。

報道する側は、A国支援の立場です。

その前提で、報道ではA国有利の7個の事実しか伝えない、というやり方です。


聞いている方からすると、B国有利の事実は伝えられず、A国有利のしかも7割も報道されています。

だから、何となく「A国が絶対正しい!」という認識になりがちです。

でも本当はB国にも3つ有利な事実があるのですよね?

それを隠すのは「嘘」になります。


 このように事実を曲げた嘘は言っておらず、本当のことを言っていますが、一部のことを隠しています。これも嘘です。


だから、包み隠さず情報を伝えることで、信用を得ることができます。

言い方を変えて、相手に勘違いさせようとする嘘

 これは歴史の教科書や、社内政治で誰かの評判を落とすときに使われることの多い嘘です。

例えば、社内政治の話です。

中小企業では会社のシステム整備が大企業ほど整っていないことが多いです。

仕事の内容が細分化されていなかったり、新しく発生した仕事・問題の対応部署や担当者が決まっていないことが多いです。


そのため一人の人が何役もこなさなくてはいけません。

総務だから総務の仕事だけ、営業だから営業の仕事だけというわけにはいかないものです。

だから総務の人が営業だったり、設計だったりの仕事をやらざるを得ない状況が生まれます。


 そうすると自然に総務なのに営業や設計の仕事もできるようになっていきます。

それで素晴らしい結果をもたらしたり、仕事を円滑に進めたり、周りが助かったりすることもあります。


 その時、それが気に食わない誰かが、「本来の仕事ではない。だから評価すべきでない。」と言い出します。



 本来はやらなくてもよい仕事を肩代わりしてやってくれた人に感謝や賞賛などのプラスの言葉ではなく、言い方を変えてマイナスの言葉で表現して周りの人を勘違いさせようとします

自分以外の誰かが、プラスの評価を受けないようにする社内政治に使われる例です。


こうした事実をありのまま表現せず、言い方を変えて、自分の都合の良いような方向に仕向け、周りの人を間違った方向に誘導しようとすることは「嘘」になります。


例え自分に都合が悪くても、事実は事実として適切に表現することで、信用を得ることができます。

あたかも自分がやったかのように言う嘘

これも社内政治的に使われることが多い嘘です。

 例えば、Aさんが社内改善の案を提案してその素案を作り、ほぼ完成まで持っていき、上司BがOKを出したとします。

上司Bはさらに上の上司Cに提出します。

そのときにAさんのほぼ完成の案に最後にちょっとだけ修正を加えて出します

そして上司Bが「俺が完成させた」と言って社内に周知し始めます。


これも立派な嘘です。


 別の例では、Aさんが社内改善の案を提出したときに、上司Bさんは「それいいね!じゃあそれやるときは協力してくれる?」と言います。

Aさんは、「実施するときは協力要請があるんだ」と思います。

でもいつまでたっても協力要請はきません。


1週間後、上司Bさんは、Aさんの案を先に実行し始めるのです。

そして上司Bさんは「俺が実行した」と言って社内に周知し始めます。


Aさんを騙している嘘と、他の周りも騙す2重の嘘です。

これも立派な嘘です。

それをやられたAさんは、きっと上司Bさんを残念に思います。

程度が低い上司だと見下すかもしれません。

上司Bさんは、Aさん以外の人にも同じようなことをしているのでしょう。

そんなことをしていて、上司Bさんが本当に困ったときに、周りの人は助けてくれるのでしょうか?

小学生の道徳のような話ですが、大人でもそれができてない人がいます。


他人がやってくれたことは、きちんとそれを伝えることで、他人からの信用を得ることができます。

その嘘はみんなバレてます

 

このように嘘にも色々ありますが、たいていその嘘はみんなバレてます。

バレている上で、容認していることが多いです。

バレていないと思っているのは本人だけです。


うまくやったと思っている人はニセモノの人です。

ホンモノに見せたいと思っているニセモノの人です。

ホンモノの人は、そういう嘘は見抜きます。

もし嘘をつくのでしたら気を付けて下さい。


嘘は弱い心から生まれます。

自分に自信がある人は嘘をつきません。

ありのままの自分でいられます。

自分で自分のことをしっかり見る視点を持っています。

自分で自分を承認する自己肯定感を持っています。


逆に自分に自信がない人は嘘をつきます。

ありのままの自分でいられません。

他人からどう思われているかが気になって仕方ない人です。

他人からの承認欲求が強いです。

かまってちゃんです。

他人視点です。


普段からそういう「嘘」をついていると、商売の場面でも必ず「嘘」が姿を現します。

一度「嘘」をついて、その場を乗り越えられると、次また「嘘」を付きます。

そのうちバレた嘘に対し、また嘘をついて上書きするので、どんどん矛盾が出てきます。

一貫性がなくなったときが終わりです。


普段から広い意味での嘘をつかないことで、信用を得ることができます。

まとめ

 

信用を得るためには、次のことをしましょう。

・真実を伝えよう
・包み隠さず伝えよう
・自分に都合が悪いことも伝えよう
・他人がやったことを賞賛しよう


嘘は広い意味で捉えるようにしましょう。

アピールは大事ですが、過度にならないように気を付けましょう。

ホンモノの人は過度なアピールはしません。

実力がにじみ出てくるからです。

仕事のできる人は傲慢でなく謙虚だ、と言いますよね?嘘をつかないで信用を積み上げていきましょう。

商売の本質は信用を得ることです。信用を得る上で大事なことは、嘘をつかないことです。

 

さらに信用の上には「徳」があります。

【今日の名言】

商いの極意は、お客様から信用されることだと言われている。

もちろん、信用は商売の基本だが、

さらに信用の上に「徳」が求められ、

お客様から尊敬されるという次元がある』

(稲盛和夫)

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