望んだ結果を得るのにシステムを導入したいとき、一番気を付けなければならないことは何でしょう?
それは「どんなシステムを導入するのか?」をよく検討することです。
あなたが会社で使っているシステムはしょぼくないですか?
「しょぼくないシステムを使っている」と答えた方は幸せですね。
現代では、スマホとかPCとか、会社の業務システムなど、日々何らかのシステムを使っていると思います。システムはうまく活用できれば、仕事や生活など、毎日快適に過ごせる便利なものです。
我々を便利で豊かにしてくれるシステムですが、一言でシステムと言っても、ちょっとだけよく見てみると色々あります。
出来、不出来があります。良し悪しがあります。速いもの遅いものがあります。使いやすいもの、そうでないものがあります。完成度の高いもの低いものがあります。また、自分に合ったものとそうでないものがあります。そういったものがわからないで導入すると本当に苦労が絶えないです。
だから望んだ結果を得るのに「どのシステムを導入するか?」は非常に重要です。
そもそものシステムがしょぼいと、得られる結果もしょぼくなるからです。
望んだ結果は得られず、トラブルが増え、永遠に仕事は終わらないことになります。
わかりやすい例で、PC導入を例に考えてみます。PCをシステムとして考えてみて下さい。
費用をできるだけ低く抑えたい経営者が「全員にPCがあればいいんでしょ?」と、社員に一番安くて低スペックなPCを支給する会社があります。
とても仕事で使うには耐えられないスペックです。初めてPCを買う年配者向けに「家でインターネットが見られます!」って宣伝しているようなスペックです。インターネットを見るのと、仕事をするのは別ものです。例えば10km先のゴールに到達したいのに、自転車を支給されるのか、バイクを支給されるのかくらい別ものです。
そんな低スペックPCを支給された社員はたまったものではありません。動きは遅くて仕事がスムーズに進まないです。PC起動からソフトの立ち上げ、画面の切り替えなど、工程ごとに待ち時間が発生します。こうなるとストレスはたまるし、仕事は進まないし、帰るのは遅くなるしで不満が積もっていきます。
しかも買った瞬間でこの状態なので、2年後3年後はさらにひどい状況になります。PCは使うほどデータがたまるなどして遅くなっていくからです。こういう低スペックPCを支給して平気な顔をしてる会社は、当然買い替えも渋るので、ひどい状態が最低5年は確定です。
世の中はどんどん進んでいくのに、自社だけひどい状態が5年確定するのですから、だいぶ大きなハンデを背負うことになります。
そういう状態を経営者は自ら作っておきながら、「PC導入しても効果が上がらなかったじゃないか!」と言い出します。言われた社員は「自爆しただけじゃん」ってしらけてます。
過剰なハイスペックなPCは不要ですが、低スペックなPCはNGです。何の意味もありません。
システムを導入するときに、そもそものシステムがしょぼいと、得られる結果もしょぼくなる例です。
望んだ結果を得るのにシステムを導入したいとき一番気を付けなければならないことは、「どんなシステムを導入するのか?」です。これをしっかり検討することで、導入後の悲劇の発生を防止できます。
これ実は「システム」ってモノだけを指さないんです。
「人」もそうなんですよね。
完全機械化されていない限り、業務フローは人が実行します。
しかも実に様々なフローに入り込み、関わります。
ここで、人がしょぼいと何が起こるのか・・・。
だから「誰」を入社させるのか?
これも非常に重要です。
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