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もう失敗しない!判断する基準と方法

仕事ができる人になる

個人的なものでも、会社の備品でも、何かを買うするときに、どれに決めたらいいか悩むことありませんか?

お金を払うのですから、誰でも失敗はしたくないですよね?

失敗しない判断方法などあるのでしょうか?


結論から言うと、一つの判断基準だけでなく、複数の判断基準を検討することで、失敗しない判断ができます。

一つの基準だけで決めると失敗しやすい

以前こんな例がありました。


お客様が新規の装置を買うと言うので、我々が既存の装置をA棟から、少し離れたB棟まで移設する仕事をしました。

空いたA棟には新規の装置を購入して設置してする予定がありました。

この新規装置を当社が先行して打ち合わせしていました。


いよいよ購入段階になったところ、お客様の調達部が他社に同等品の見積をとりました。

できるだけ安く買いたいのは誰でも同じなので、まあ仕方がないでしょう。


我々はお客様と東京で打ち合わせをしていましたが、お客様の本社は大阪で調達部門も大阪本社にあります。

そのお客様は一定額を超える金額の買い物はすべて本社購買になるそうです。


我々の取引ルートは、お客様との間に販売店×2社が入っている形で、提案見積を出していました。

他社は大阪のメーカーで直接取引でした。

我々の取引ルートが長いのは、今回の件だけでなく、その他の工事なども絡んでいましたので、今回だけ短くすることはできません。


お客様は同等の装置なら、どちらを買うかは「値段で決める」と言っていました。


最終的には両者の見積を見比べられ、我々は金額で負けました。販売店2社経由していましたので、金額面で不利だったのは否めません。


ただ、他メーカーに決まったと聞いた時にこう思いました。

我々は現地の確認をして、きちんと設置できるかや、お客様の使い勝手なども確認しています。そういう調査・確認の経費や手間も発生しているので、「金額が高いから」というだけで他社に発注するのは、好きではないなと考えていました。


聞いた話では、大阪本社の調達部の方も、大阪のメーカーの方も、設置場所の現地(東京)は見てないと言うことでした。



そうしたら1ヶ月後にお客様から連絡がありました。

冒頭に書いた我々がA棟からB棟に持って行った装置を、またB棟からA棟に戻して欲しいと言うのです。


この前持って行ったばかりなのに???


何があったのか尋ねました。


すると「安いからと他社から購入した新規装置のサイズが大きくて、A棟に入らなかった。他社の装置はB棟に入れることにしたので、A棟からB棟に持って行ったものを戻して欲しい」と言うのです。


A棟からB棟に移動するだけでも数十万円する装置です。それを1ヶ月後にまた数十万円かけて元に戻すなんて。もったいないですよね。

お客様は、東京に納入するのに、大阪の本社とメーカーが、現地・現場を見ないで価格だけで判断した結果、本来払わなくてよかった数十万円を余計に払うことになったのです。

先程、我々の取引ルートが販売店2社経由の話を出しましたが、新規装置を買うのに数十万円も差がつく装置ではないです。

ということは、お客様は安いものを買ったつもりが、結果的に損をしてしまったことになります。



金額だけで決めた結果です。

何事も現地・現物を確認することが大切です。

面倒でも都度、確認しましょう!

値段だけだと失敗します!

まとめ

先の例のように、部分的に正しく見えることを「正」として物事を進めて失敗する例は多いです。

部分最適はやめて全体最適で進めていくと、うまくいきます。

何かを判断するときは、一つの要素だけで判断しないことで、失敗を避けましょう



あなたの成長のお役に立てれば幸いです。


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