毎日何となくさわっているエクセル操作の時間を、短くしたいと思ったことはありませんか?
普段意識しないで何となくマウスで操作しているのを、ショートカットキーを活用するだけで、サクサク進みます。
気にも留めないほど短い時間ですが、ショートカットで一瞬で完了する操作に慣れると、もうマウス操作には戻れないくらい、「ショートカットキーは楽!」と感じられます。
今回は「エクセル操作を速くする基本のショートカットキー」を紹介します。
エクセル操作を速くする基本の9個のショートカットキー
エクセル操作を速くする基本の9個のショートカットキーです。
1.「ctrl」+「S」 上書き保存
入力に集中すると忘れがちな上書き保存。途中でPCがフリーズしたり、誤ってファイルを閉じてしまったら、再入力が大変ですよね?
『入力したら「ctrl」+「S」、入力したら「ctrl」+「S」・・・』というように、気付けば左手がくせになるくらい使います。
2.「ctrl」+「Z」 元に戻す
一手前に操作を戻すショートカットキーです。
例えば、セル情報を消すのに、ちょっとした押し間違いで違うセルを「delete」してしまった場合などは、落ち着いて「ctrl」+「Z」で一手前に戻しましょう。
3.「F2」 セルの編集
セル内の文字や数字を編集したいとき、セルをマウスでダブルクリックすると編集できますが、「F2」を押しても同じことができます。
ちょっとしたことですが、入力の度に発生するマウス-キーボード間の手の移動距離と移動時間を減らせます。
どういう操作になるかの例は→エクセルで入力した文字を修正する方法で紹介しています。
また、誤変換したときの再変換のショートカットキーも便利です。→【PC入力効率化】誤変換したときは、再入力せずに再変換するショートカットキーが便利
4.「F4」 直前の操作を繰り返す
セルの色を変えたり、セルの文字フォントを変えたり、離れたセルで同じような操作をしたいときに、「F4」を押すと直前の操作を繰り返してくれます。
これで左手は「F4」キーに固定したまま、「マウスでセルを選んでF4、マウスでセルを選んでF4・・・」みたいな使い方もできます。
別のページで具体例を挙げて紹介していますので、使った感じを見て頂けます。
5.「F12」 名前を付けて保存
名前を付けて保存するとき、マウスなら「ファイル」→「名前を付けて保存」という手順ですが、「F12」を押すと、「名前を付けて保存」の画面が一発で出ます。
ファイル名を変えて保存したい場合や、保存先を変えたい場合などに便利です。
他にもF1~F12のファンクションキーの使い方を紹介していますので、より時短したい方は、下のリンクからどうぞ。
→キーボードのF1~F12(ファンクションキー)の設定と使い方
6.「ctrl」+「矢印キー(↑、↓、←、→)」 データの切れ目まで移動
表を作成した後にデータの端まで行きたいときや、空欄になっているセルまで飛びたいときに使うショートカットキーです。
「ctrl」と矢印キーを組み合わせて使います。
例えば、「ctrl」+「↑」なら上の端まで、一気にセルを移動できます。
「ctrl」+「↓」なら下の端まで飛びます。
表が大きくなってくると、マウスホイールでコロコロすると時間がかかるので、ショートカットを使った方が速くていいです。イラつきません。
(エクセルの最大行数、最大列数を確認するときにも使った方法です→エクセルで最大行数と最大列数を確認する方法)
余談ですが、「↑」の文字を入力したいとき、「やじるし」→「変換(スペース)キー」を押しても入力されますが、「うえ」→「変換(スペース)キー」でも入力されます。
もし「やじるし」→「変換」を使っている方がいれば、「うえ」と入力した方が時短になります。入力の文字数が少なくなるし、欲しい矢印がすぐ変換候補に出るから、選択する時間も短くなります。
「↑」以外の方向も同様です。
「↓」:「した」
「→」:「みぎ」
「←」」「ひだり」
ちなみに「うえ」で変換すると、色々な「うえ」に変換できます。
例えば、「☝ ↖ ↗ ⇑ ⇈ ⇧ ⇪・・・」など他にもあります。
7.「ctrl」+「F」 検索
表が大きくなってくると、目視はもちろん、フィルターを使っても目的の項目を見つけにくい場合があります。
もう探したいキーワードや数字、単語などが決まっている場合は、「ctrl」+「F」で検索した方が速いかもしれません。
目的のセルに飛びましょう!
8.「ctrl」+「P」 印刷
紙に印刷したり、PDFにしたり、できあがったデータをアウトプットする機会は多いです。
「ctrl」+「P」で印刷画面へショートカットしましょう!
ちなみにPDFにするなら「いきなりPDF」がおすすめです。
高性能で低価格。印刷だけでなく、PDFの編集もできるソフトです。
PDFの表示が速かったり、PDF化した後のファイルサイズが小さくなったり、本来の目的以外のメリットも多いです。
下のリンク先でまとめていますので、PDFで差を付けたい方は、下のリンクからどうぞ。
→いきなりPDFで何ができるか?PDF作成・編集・結合などの機能やインストール方法などまとめ
9.「ctrl」+「D」 真上のセルをコピペ
コピー&ペーストは、それぞれコピー:「ctrl」+「C」と、ペースト:「ctrl」+「V」のショートカットがありますが、エクセルには、すぐ上のセルを、今選択中のセルに「コピペ」ができるショートカットがあります。
これを使うと、ショートカットキー2回の操作が1回で済みます。
行を選択すると、すぐ上の行の情報をコピペできます。
表やテーブルに入力する場面などで、真上のセル情報をコピペしたいときに使いましょう。
まとめ
エクセル操作を速くする基本の9個ショートカットキーのまとめです。
1.「ctrl」+「S」 上書き保存
2.「ctrl」+「Z」 元に戻す
3.「F2」 セルの編集
4.「F4」 直前の操作を繰り返す
5.「F12」 名前を付けて保存
6.「ctrl」+「矢印キー(↑、↓、←、→)」 データの切れ目まで移動
7.「ctrl」+「F」 検索
8.「ctrl」+「P」 印刷
9.「ctrl」+「D」 真上のセルをコピペ
ちょっとしたものですが、どれもエクセルではよく使うショートカットキーですので、使ってみて下さい!
ショートカットキー以外のエクセルの基本も紹介していますので、基本を学びたい方は、下のリンクからどうぞ。
→エクセルでは1セルにつき1情報が基本!セルの結合をしないで体裁を整える方法
→エクセルでセルの書式を変えずに、データの値だけを貼り付ける方法
→エクセルの基本「シートの全選択」は表の左上をワンクリック!
→エクセルでマウスを使わずにシートを切り替えるショートカット
→【PC入力効率化】エクセルで同じデータを複数のセルに同時入力する方法
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